X502・レコーディングエンジニアからのスペシャルメッセージ

関東地区でX502の音響調整を行っている肥沼です。本業はMAレコーディングエンジニアで、TV番組、DVD、CDなどのミキシングを行っています。
サウンドサイエンスとは5年程の係わりで、他には音楽制作業務用の「WaveEmphasizer」を サウンドサイエンスとの共同プロデュースで製造販売しております。「Wave Emphasizer」は、サウンドサイエンス独自のDSP(Digital Signal Processor)を使用しておりプロのレコーディングやマスタリング、放送関連、PA関連に使用される、いわゆるエンハンサーの類に入る音響機器です。


エンハンサーという分野では、BBE、APHEXのエキサイターなどが有名で、ホームオーディオではラウドネスなどの小音量時の聴覚補正が有名かと思います。「WaveEmphasizer」は、それらとは同じようでありますが、動作的には全く異なるものであります。周波数特性の変化を見ると、イコライザーで高域/低域を上げたものと同じようなカーブを描きますが、聴感的には全く違う聞こえ方をします。イコライザーではツイーターやウーハーユニットを耳に近づけた様に聞こえますが、「WaveEmphasizer」では「音源が耳に近づいた」様に聞こえるのです。
高域は線が細くなったり、ヒステリックになったりせず、微かなニュアンスを伝えやすくし、解像度が各段に上がり、低域はブーミーになったりせず、躍動的になり、スケール感が増していきます。今までのBBEやエキサイター、イコライザーでは多く使用すると必ず「耳に痛い」などの副作用が前面に出ていましたが、「WaveEmphasizer」ではそれが少なく音楽の臨場感を際立てます。
私個人的な見解ですが、サウンドサイエンスのLEF ( Liveliness Enhancement Filter) はこの世で唯一、「音楽を楽しくさせる効果」だと思っています。


車載用の「X502」、シャキット「PA504」シリーズとも、「WaveEmphasizer」と同じDSPを搭載し、スピーカーユニットを最大限に活かす音作りが出来るように設計されています。特に「X502」は車輌ごとのカスタマイズが可能で、スピーカーユニットの再生能力限界まで特性を伸ばすことが出来ます。それは、音量に対する低音の限界値設定と、音源に対する過剰低音の抑制設定、ツイーター、スコーカー、ウーハー、サブウーハーのクロスポイントの補正、ピークの抑制、歪みの抑制などです。


「PA504」で音が格段に良くなったと言われるユーザーの方はたくさんおられます。しかし、「PA504」ではLEFの設定を大まかにしか調整できません。
車の音響は非常に難しいものです。各スピーカーユニットがばらばらの箇所に設置され、ユニットのとり付けもユニットの向きもネットワークも非常にアバウトなものです。それらの音の繋がりをFIXイコライザーで補正し、車特有の車輌の響きを補正します。


ヘッドユニットで音作りを出来るようにイコライザーなどが組み込まれているものもありますが、それらは全体に影響します。
「X502」では、「X502」の数だけスピーカーをそれぞれ補正できるのです。もし、ツイーター、スコーカー、ウーハー、サブウーハー個々に「X502」を接続できれば理想の各ユニットの周波数帯域を設定できます。
多くのネットワークの場合、大まかな設定しか出来ないため音響特性は重なる部分が多かったり凹む部分が多かったりします。市販のネットワークでは周波数は3ポイント、レベルも3dBステップだったりします。
X502を使用すれば、0.1dB単位で、1Hz単位でクロスポイントを設定できるので理想の音響特性を追求できます。


巷では、「良い音を追求する機器」は氾濫していると思いますが、「音楽を聴くのが楽しくなる機器」はそうそうないと思います。
「X502」は、あなたのカーライフを極上に変えてくれると信じます。


ぜひ、そのお手伝いをさせていただければと思っております。


肥沼